Wi-Fiや5Gなどは「デジタル毒」なのか
デジタル毒という言葉をご存じですか?
現代社会において、子どもたちは様々な形の電磁波に囲まれて生活しています。スマートフォン、タブレット、Wi-Fiなど、日常生活の多くの部分がこれらに依存しています。これらの電磁波が子どもの健康にどのような影響を与えるのか、科学的根拠に基づいて考察します。
電磁波の入口としての目と皮膚

電磁波が目や皮膚を通じて体内に入るという説には、現在のところ確固たる科学的根拠はありません。目の網膜が非常に強い交流磁界にばく露されると、光を感じる現象が生じることが知られていますが、日常生活におけるレベルでは起こり得ません
電磁波の「入り口」とされる部分

目と皮膚(汗腺): 目の網膜は電磁波に敏感な組織の一つとされていますが、日常生活で遭遇するレベルでの明確な健康への影響は確認されていません。また、皮膚や汗腺が電磁波を受け取る「アンテナ」として機能するという確かな科学的根拠は見つかっていません。
デジタル毒とされる現象

- VGCCsと神経細胞: 電磁波がVGCCsに影響を与えるという仮説はありますが、これが神経細胞内のカルシウム濃度の上昇や発達障害に直接的な影響を及ぼすという証拠は限定的です。
- 酸化ストレス: 電磁波が活性酸素の産出に関わるとする報告もありますが、これが健康への直接的な悪影響をもたらすという明確な証拠は不足しています。
遺伝子への影響
WHO(世界保健機関)やその専門組織であるIARC(国際がん研究機関)の見解は、いくつかの重要な点に焦点を当てています。
- 超低周波磁界(低周波電磁界)の評価: WHOの専門機関であるIARCは、超低周波磁界について「ヒトに対して発がん性があるかもしれない」という発がんハザード評価をしています。これは、特に小児白血病のリスク上昇との関連において一貫した関連が認められることに基づいています。しかし、WHO本部はその後、小児白血病に関連する証拠は因果関係とみなせるほど強いものではないとの見解を示しています。
- 高周波電磁界の評価: IARCは2011年に非電離放射線のうち無線周波電磁界(30 kHz-300 GHz)についてヒトに対する発がん性評価を行い、2B分類(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)としています。この分類は、高周波電磁界の健康影響調査に対する体系的とりまとめの目的で行われました。
これらの見解から、無線周波数電磁波に関する発がん性のリスクは、現在のところ、完全に確定されているわけではなく、引き続き研究が必要であることが示されています。また、これらの周波数帯の電磁波による他の健康影響に関する証拠はさらに弱いとされています。
電磁波と腸内フローラ

電磁波が腸内フローラに影響を与えるという直接的な科学的証拠は現在のところ見つかっていません。腸内環境に影響を与える要因は多岐にわたり、デジタルデバイスの使用だけが原因とは言えません。
まとめ
電磁波と言っても本当に様々なものがあり、宇宙から降り注ぐものもあればスマホから発生するものもあり、いわゆるレントゲンの時に使用するX線のようなものなど含めてひとまとめにして絶対に危険だと断定するのはとても危険です。
電磁波の危険性をうたうことは、非常に集客力があり色々な人が食いついてくるコンテンツではあるのですが、常に何が正しいかどうかを自身で調べる癖をつけることが大事です。


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