ベビーの神経発達とその重要性

赤ちゃんの神経発達は、その小さな体が複雑な世界に適応していく過程で非常に重要です。
この記事では科学的な視点から赤ちゃんの神経発達の仕組みを紹介し、夜泣きや便秘、背中スイッチの改善などをご紹介します。
神経発達の基礎と赤ちゃんの成長

赤ちゃんの発達には、中枢神経と末梢神経の連動が不可欠です。
特に、スキャモンの発育曲線によれば、神経の発達は生命の初期段階で最も速く進みます。
つまり神経発達とは、学習、集中、記憶、社会性などの脳の神経回路を形成する過程そのものを指す言葉であり、非常に重要なものです。

自律神経のバランスとその影響

自律神経は副交感神経と交感神経の二つから成り立っており、これらは赤ちゃんの健康と直接関係しています。
副交感神経
副交感神経が優位になると、リラックス状態が促され、消化活動が活発になります。
この状態は、穏やかな環境や安心感を与えることで促されます。
例えば、静かな環境での授乳や、ゆったりとした抱っこ、穏やかな音楽が副交感神経を活性化させるのに役立ちます。
その他にも瞳孔は収れん(小さくなる)し、唾液の分泌は促進され、気管支は縮小、心拍数は低下します。
また、副交感神経は迷走神経と骨盤神経と密接にかかわっており、この迷走神経が集約している延髄(首の後ろ)部分と骨盤部分に副交感神経のスイッチがあるとも言われています。
交感神経
一方で、交感神経が優位になると、身体は活動モードに切り替わり、消化活動は抑制されます。
この状態は、活動的な遊びや刺激的な環境、またはストレスによって引き起こされることがあります。
赤ちゃんが興奮したり、怖がったりすると交感神経が優位になります。
自律神経のバランスが崩れ交感神経優位が続いてしまうと、消化不良などによる夜泣きや便秘といった問題につながることがあります。
また、交感神経は脊髄から各器官に繋がっていくため、背中全体がスイッチとなっています。
これが背中スイッチの正体とも言われています。
特に新生児期における自律神経の適切な発達は、赤ちゃんの快適な生活にとって非常に重要です。
副交感神経と交感神経のバランスを適切に保つことが、赤ちゃんの健やかな成長に寄与します。
赤ちゃんの姿勢と神経発達の関係
赤ちゃんが特定の姿勢を取る理由は、神経発達の段階に密接に関連しています。
例えば、赤ちゃんが反る行動は、前述のように活動的・刺激的な状況であり、興奮していた何かを嫌がっていたりすると考えられます。
その場合は交感神経が優位な状態の表れになります。
人間の成長において、脳の原始的な部分がまず出来上がっていきます。
これが脳幹です。
脳幹の発育段階では体を守るために、身を固める「腱防御反射」といわれる反射をします。
この状態が長く続くと、姿勢や歯並びに影響を与えることがあります。
つまり、副交感神経が優位の状態をうまく作れれば赤ちゃんの反りかえりが減り、姿勢や歯並び、ひいては夜泣きや便秘などの症状も緩和できると考えられています。
Cカーブベッドと赤ちゃんの発達
以上のことから、反った状態ではなくまるまった状態を保つことが赤ちゃんの発達には重要となってきます。
赤ちゃんはまんまるな形から徐々に発達していきます。
首がしっかりとすわるまでの期間、Cカーブを保つことが非常に重要です。
この時期、赤ちゃんの体は四つの主要な神経を発達させており、ここがうまく発達できていないと夜泣きや湿疹などの問題を引き起こすことがあります。
おすすめはCカーブベッドを首すわりの時期までは使ってあげることです。
Cカーブベッドを使うことで寝ているときもまんまるな形を保つことができます。
運動発達の段階と神経発達

赤ちゃんの運動発達は、首すわり、寝返り、ずりばい、ハイハイ、お座りなど、段階を経て行われます。
これらの各段階は、身体のバランスや神経発達に大きな役割を果たします。
発達遅滞時のリカバリー方法
万が一、発達段階に問題があった場合、リカバリー方法を試すことが可能です。
例えば、背中スイッチが激しめの子に対しては、仰向けにさせて大きなやわらかいボールを上から落としてキャッチさせる遊びをしてみましょう。
これによって自然と赤ちゃんは両手両足を使ってキャッチするようになり、これによってまんまるの形を獲得していきます。
腹圧が弱い子に対しては、パパママがマッサージをしながら赤ちゃんの腹筋を優しくつまんであげるのがおすすめです。
こういったリカバリーをすることでしっかりと神経発達をやり直すことが可能です。
いつまでにリカバリーをしないといけないといったルールは無いので、原始反射などが1歳を超えても残っているようであれば腹圧の獲得や反りかえりの修正などを試してみるといいでしょう。
まとめ
赤ちゃんの発達は、神経発達と深く結びついており、適切な刺激と環境がその健全な成長を促します。
自律神経のバランスを保ち、発達段階に合わせた対応をすることで、赤ちゃんの健やかな成長を支援できます。
リカバリー方法を知っておくことも、発達遅滞の懸念がある場合には重要です。
親として、子どもの発達を理解し、支援することが何よりも大切です。





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